● 2012(原題:2012)
監 督 :ローランド・エメリッヒ
出 演 :ジョン・キューザック、キウェテル・イジョフォー、他。
ジャンル:パニック
2009年 アメリカ
注)以下、ネタバレだらけです!
【あらすじ】
太陽の巨大フレアによって大量に放射された中性子によって、地球が中から加熱され地殻を支えるプレートが崩壊していく、というパニック映画です。
売れない作家:ジャクソン・カーティス(ジョン・キューザック)は崩壊した家庭を抱えて、子供とキャンプに行きますが、そこで政府が秘密裏に進めている俄には信じ難い妙な計画についての情報を得ます。(それは、近い将来にやってくる超弩級の地殻変動に対して、選択された人のみを助ける「ノアの箱舟計画」でした。)
そして、ジャクソンらがキャンプから戻って間もなく、学者の予想を上回る早さで地殻変動が始まってしまいます。
ジャクソンは知っていた情報を継ぎ合わせながら、「ノアの箱舟」を目指しますが … 。
壊れていく街から必死に逃げる!!
【感想】
大地震に襲われ崩壊していくロス(?)をはじめ、「ノアの箱舟」を目指していくジャクソンの身辺で世界が崩壊していく様子がリアルに描かれとても迫力がありますね~。
一言で「CG」と言ってしまえばそれまでですが、なにしろアルプスの山々まで津波に襲われるんですから!
さて、そういう派手な画面が前半ですが、ふと我に返ると、ストーリー自体は大した事はないです。
多数の登場人物の人生が絡み合い、箱舟に乗れた人・乗れなかった人、がいるんですが、最後はアメリカ映画らしく「愛」と「希望」に満ち溢れたエンディングです。
ハッピーエンドなのはいいけれど、段々と「話を進めるための話」が増え現実感が薄れていくのは、色んな話を詰め込み過ぎたせいでしょうか。
もう少し整理した方が良かったかも。
… 前半のパニックの派手なシーンを楽しんだら、後はあんまり期待しない方がいいと思います。
関連作品:スタンド・バイ・ミー … ジョン・キューザック 出演
2018.09. ................ 傑作映画館の目次ページへ